【罪と罰】唯一無二の操作性が魅力のアクションシューティング【地球の継承者】

ゲーム紹介

ニンテンドー64で発売されたアクションシューティングゲーム『罪と罰 ~地球の後継者~』。本作は『ガンスターヒーローズ』や『斑鳩』で有名なTreasureにより開発されたタイトルで、オリジナリティ溢れるゲーム性と世界観で名作との呼び声が高い作品です。しかし子供には難解な内容であるがゆえ発売当時はスルーしてしまっていた方も多いのではないでしょうか。私は続編の『罪と罰 ~宇宙の後継者~』(Wii)はプレイしたのですが1作目である本作は未プレイでした。今回Switch Onlineをきっかけにプレイしたのですが今遊んでも古臭さを感じさせない作品だと感じました。まだプレイしていない方は本記事を見て興味を持っていただければと思います。

3ポイント解説
  • 荒廃した世界で繰り広げられる難解かつ壮大なストーリー
  • 敵の攻撃を避けながら狙い撃つという独特の操作感覚
  • アーケードライクで爽快感のあるゲームシステム

魅力的な世界観

ストーリー

本作の舞台は果てしなく続いた人口増加によって食料危機に陥った世界。人類は新たな食用源として新種の生命体の創造に着手し、北海道は新種生命体の巨大牧場となった。しかし新種生命体の中から人類を狩る攻撃体「ルフィアン」が発生。ルフィアンは群れを成して日本列島を南下し、ついに東北部一帯を制圧するに至った。

ルフィアンによる侵攻が目前に迫った首都では市民が混乱し、大規模な暴動が頻発するようになっていた。そして事態は国際治安組織「武装ボランティア」の動員による武力での暴徒制圧にまで発展する。一方、武装ボランティアを偽善の衆とし、対立する市民による自衛組織「救済グループ」が発足。救済グループは先導者である聖女アチの奇跡によって病や怪我から復活し、ルフィアンを狩って救済活動を行っていた。

登場人物

救済グループ

サキ=アマミヤ
本作の主人公。救済グループでルフィアン狩猟班のリーダーを務める。かつてルフィアンによる襲撃で重傷を負ったが、アチからの授血により回復するとともに異常な身体能力を発揮するようになった。

アイラン=ジョ
本作のヒロイン。サキによって暴徒の襲撃から救出された後、救済グループに加わった。襲撃事件直後に他人不振に陥るが、サキに対しては多少の服従姿勢を見せる。機械類の知識に長けている。

アチ
自ら聖女を名乗る救済グループの先導者。様々な超常的能力を有し、彼女の授血行為は多くの怪我人を治癒してきた。その中には授血によって特殊能力に目覚める者も存在する。

武装ボランティア

ブラッド
武装ボランティアの司令官であり、アチと同様に超常的能力を持つ。「武力による救世」を掲げ、統合を見ない世界新保安体制の集権を目論む。側近には彼自身が授血した者を配している。

カチュア
ブラッドの側近であり、ブラッドから授血されたことで念動力に目覚めた。

レダ
ブラッドから授血後に小型獣化した人間で、人間的思考を保持する稀有な症例である。現在はブラッドの愛玩獣的な存在。

操作感が独特なアクションシューティング

ショットとソードを使い分けて攻撃

攻撃方法は照準を合わせて遠くの敵を攻撃できるショットと、近くを攻撃できるソードの2種類あります。ショットの弾は無限でリロードも不要なので、弾切れを気にせずジャンジャン撃ちまくれます。ショットの照準モードとしてマニュアルロックオンがあり、ゲーム中はボタン1つですぐに切り替えることができます。ただしロックオンモードはマニュアルモードに比べて威力が低下するので状況に応じて使い分けが必要です。

敵が近くにいる時に攻撃ボタンを押すと自動的にソードによる攻撃になります。ソードは近くの敵を攻撃するだけでなく、敵が撃ってきたミサイル等を跳ね返すのにも利用できます。跳ね返した弾は敵に当てると大ダメージを与えられるので積極的に狙いたいところです。跳ね返すときは敵に照準を合わせておく必要があるので、慣れないうちは難しいかもしれませんが上手く決まったら快感です。

ジャンプやローリングを駆使して回避

敵を攻撃するのも大事ですが、キャラクターを動かして攻撃を回避するのも忘れてはいけません。キャラクターの移動は左右へ歩行のほか、ジャンプやローリングといったアクション性の高い行動が可能です。またステージ中には落とし穴などの障害物も存在するので、それらにも注意を向ける必要があります。この「避ける」行為の比重の高さが、本作と一般的な三人称視点シューティングとの大きな違いだと思います。

迫力満点のカメラワーク

本作では「前に進む」のは基本的に自動で行われるため、プレイヤーは目まぐるしく変化するシーンの中で次々と現れる敵をなぎ倒していくことに集中できます。このようなシステムになっているからこそ、シーンに応じてカメラアングルをダイナミックに変化させることで迫力のある映像表現が実現されています。特に空中戦のシーンではニンテンドー64のゲームとは思えないぐらいの臨場感があります。

アーケードライクなゲームシステム

ステージクリア方式

本作はステージクリア型のゲームになっています。ステージを進めていき最後に待ち受けるボス(セントラルコマンダー)を倒すとステージクリアとなります。またステージ途中にところどころ中ボスが存在し、それが良い感じのアクセントになってゲームに刺激を与えてくれます。登場するボスはどれも個性豊かなので攻略のし甲斐があります。

プレイヤーはライフだけでなく制限時間にも注意が必要で、残り時間がゼロになると徐々にライフが減少していきます。敵の攻撃を避けながらも積極的に攻撃して素早く倒すことが重要です。この辺の仕様もアーケードゲームっぽさがあります。

スコアアタックで繰り返しプレイ

本作にはスコアアタックのランキング機能も搭載されています。敵をたくさん素早く倒したり、ステージ中に落ちているアイテムを拾ったりしてスコアを稼ぐことが可能です。ゲームのボリュームとしては順調に進めれば1周プレイするのに1時間掛からない程度ですので繰り返しプレイにも向いています。

強化要素は無し

本作にはキャラクターや武器を強化する要素は一切ありません。経験値を使用して能力アップやスキル習得なんていうものはもちろん、ステージ中にパワーアップアイテムが落ちていることもありません。頼れるのはプレイヤーの腕のみという極めてシンプルかつ硬派なシステムです。

まとめ

感想

本作の特徴である、照準を合わせて行う攻撃とジャンプやローリングを駆使したアクロバティックなアクションの融合には、唯一無二のオリジナリティを感じました。またグラフィックの粗さは否めないもののダイナミックなカメラアングルによる迫力のある映像や、心地良いサウンドが高揚感を高めてくれ、今なお色褪せない作品に仕上がっています。発売当初は商業的にはあまり成功しなかったそうですが、埋もれてしまうのはもったいない名作です。

Wiiで発売された続編はWiiリモコンとの相性が抜群だったので、Switchでジャイロを使って続編が出れば面白そうだと思います。また奥方向の敵を攻撃するのでVRでプレイできれば臨場感が凄そうですが、VRでの発売は難しいかな…。とりあえずSwitchでの続編またはリメイクを期待したい作品です。

こんな人にオススメ

  • オリジナリティのあるアクションゲームを楽しみたい
  • ミステリアスで重厚な世界観が好き
  • スコアアタックに燃える

リンク

Switch Online紹介ページ:https://www.nintendo.com/jp/games/feature/nintendo-classics/n-3029_j/index.html
取扱説明書:https://m1.nintendo.net/docvc/NUS/JPN/NGUJ/NGUJ_J.pdf

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