2025年8月21日にNintendo Switch Online+追加パックにゲームキューブ用ソフト『ちびロボ!』が追加されました。身長10cmのちびロボとなり、家族のお手伝いをしてハッピーにするのが目的の本作。ゲームキューブで発売当初、私が気になりつつもプレイできなかった作品です。今回実際にプレイしてみたので、ゲームの内容や感想をお伝えしたいと思います。
- 家庭を舞台にした馴染みやすい世界観
- コツコツとタスクをこなしてポイントを稼いでいく達成感
- 適度なヒントでプレイヤーの想像力が試されるゲーム性
ゲームの目的
家族を幸せにして「ハッピー」を集めよう

サンダースン一家の娘ジェニーの誕生日プレゼントとしてパパが買ってきたちびロボ。ちびロボは家族の一員となって、様々なお手伝い等をすることでみんなをハッピーにすることがお仕事です。

家族の役に立つことでハッピーポイントをもらうことができます。集めたハッピーの量を競うちびロボランキングというものがあり、ランキング1位を目指すことが目標となります。1位になるとスーパーちびロボになれるのだとか。

ハッピーを集めるには

ハッピーを集める方法は多岐にわたります。簡単なものでいうと床に落ちているゴミを拾ったり、床の汚れを掃除したりといったものがあります。その他にも家族の人たちとのコミュニケーションによってもハッピーが得られ、時にはお願い事をされることも。

ちびロボができること

移動は周りのものを上手く使って

本作はアクションアドベンチャーというジャンルになりますが、アクション要素は低めでジャンプもダッシュもありません(おしりのプラグを持ち上げると少しだけ早く走れます)。高いところへ移動するにも、ちびロボにできることは小さな段差を登ることくらいです。なのでもっと高い場所へ行くためには、周りに何か使えそうなものが無いかよく観察して移動ルートを見つけ出す必要があります。

バッテリー残量に注意

ちびロボの体力ともいえるのがバッテリーです。バッテリーは時間経過やアクションを起こすことで減少していきます。バッテリーの充電のためにちびロボが自分でコンセントまで行かなければなりません。部屋のどこにコンセントがあるのか事前に確認しておき、残量ゼロになる前に辿り着けるように気を付けましょう。

道具をゲットしてパワーアップ

ゲーム中ちびロボは様々な道具を入手し、そのたびに出来ることが増えていきます。今までどうすれば良いか分からなかったことも、新しい道具を入手することで「これ使えるんじゃない?」とひらめく瞬間が最高に気持ちいいです。

ちびアイで周りをよく見よう

ちびロボにとって家はとても大きな世界なため、周りの状況を把握するのも一苦労。そんな時に便利なのがちびアイです。主観視点で周りを見渡すことができ、しかもキーアイテムのありかを示してくれます。遠く離れた目的地までどうやったら行けるのか分からなくても、じっくり観察すれば道が見つかるかも。
ちびロボが冒険する世界
どんどん広がる行動範囲

本作ではリビング、キッチン、地下倉庫、子供部屋など家の中のあらゆる場所が舞台となります。最初はリビングにしか行けませんが、いろんな道具を手に入れ活用することでちびロボの行動範囲はどんどん広がっていきます。探検できる新しい場所が増えたときのワクワク感がたまりません。

昼の世界と夜の世界

本作には昼パートと夜パートがあり、昼と夜とでは家の状況が変化します。それぞれの時間帯でしか出来ないことがありますので、時間帯を変えることで新たな展開につながるかも?
初期設定では5分で各パートが切り替わるようになっていますが、じっくり探検をしたい場合はお好みで10分、15分と延ばすことも可能です。


敵に襲われることも!?

突然スパイダーという敵が現れ、襲ってくることもあります。スパイダーを倒すとアイテム製作に必要なジャンクを入手できるので、サクッと倒しちゃいましょう。
まとめ
感想
本作はとても自由度の高いゲームだと感じました。一応、道筋っぽいものはありますが、ゲームの方から具体的に「次は○○をしよう」といった指示はほとんどありません。プレイヤー自身が何かを発見したり、試行錯誤したりする中で徐々に物語が展開していく感じです。新しい場所への行き方や課題を解決する方法などのヒントはさりげないレベルで、プレイヤーの想像力が試される作りになっています。解決策が分からず頭の片隅でモヤモヤしている状態で、新しい道具を手に入れてアイデアがひらめく瞬間がとても気持ち良いです。
またクエストを進めなくてもゴミを拾ったり、床を掃除したりしてコツコツと掃除をしているだけでハッピーを集めることができるのも嬉しいところ。腰を据えてじっくりプレイできない時でも、ちょっと息抜き程度にプレイして気軽にハッピーを集めることができます。
少し気になった点は操作性の悪さ。特に視点移動がやりにくく、周りの状況を把握しにくい場面が多々ありました。
グラフィックや操作性に少し古臭さを感じるものの、優しい世界観で想像力を働かせるのが楽しいゲームだと感じました。
こんな人にオススメ
- ゲームの世界を自由に探検するのが好き
- パズルなど頭を使うゲームが好き
- 簡単な作業でコツコツとポイントを貯めるのが好き
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