【スパロボY】らしさそのまま、さらに遊びやすく【体験版】

ゲーム紹介

2025年8月28日発売の『スーパーロボット大戦Y』の体験版が配信されています。体験版ではチャプター1を遊ぶことができ、セーブデータを本編に引き継ぐことが可能です。実際に体験版を最後までプレイした結果「いつものスパロボ」の面白さを感じることができました。一方これまでのシリーズ作品からの変化で、より遊びやすくなっていると感じた点もいくつかありました。その変化点について、システムやUIに焦点を当てて紹介します。

※本記事におけるコントローラのボタン表記はSwitch版となっています。

新システム

アシストリンク

アシストリンクとは

アシストリンクとは、非戦闘員であるアシストクルーが支援してくれるシステムのことで、プレイヤーにとって有利な効果を与えてくれます。アシストリンクはアシストカウントを消費することで使用できるのですが、アシストカウントを貯めるには敵を撃墜する必要があります。キャラクターの右上にある数字が必要アシストカウントを表しています。なおアシストカウントは部隊全体で共有している数値ですので、どのユニットが敵を撃破しても関係ありません。(もしかすると特殊能力でアシストカウントを上げやすいユニットとかいるかもしれませんが)

なお前作にあったExアクションサポーターといったシステムは今作にはありません。これらを融合して本作のアシストリンクに昇華させたイメージです。Exアクションに必要なエクストラカウントはユニット毎に持っていた数値なので管理が煩雑だと感じていたので、今作のアシストリンクのほうが部隊全体で一つの数値を共有していて分かりやすいと思います。

アシストクルーは成長する

ミッションに参加したアシストクルーは経験値を入手してランクアップしていきます。ランクアップをすることで効果が強力になるほか、グラフィックの変化やシナリオイベントが発生するそうです。

キャラの組み合わせでシナジー効果も

アシストクルーにはそれぞれタイプがあり、REDBLUEGREENに分けられます。アシスト編成に同じタイプのアシストクルーが3人以上いるとシナジー効果が発生し、6人以上だとより強力なシナジー効果が発生します。

各アシストクルーの能力、シナジー効果、そして成長要素を考えると、どんな編成にするのか悩んでしまいそうです。

STGメモリー

本作のメイン戦艦でもある機動要塞都市エーアデントには無限の可能性を与えてくれる不思議な機関ニーラカナイがあり、ニーラカナイにデータ(経験)を与えることで様々な恩恵を得られるとのこと。ややこしい話は置いておいて、要するに経験を積んでいくほど部隊全体に良い効果が得られるシステムです。

STGメモリーはいわゆるスキルツリー方式になっています。スキルツリーの中心部がスタート地点となっており、MXPを消費して手前のほうから順番にアンロックしていく形になっています。上の図は初期段階のSTGメモリーですが、ゲームを進めて部隊ランクが上がるとスキルツリーの先端にさらに項目が増えていきます。なおMXPはミッションをクリアすることで入手できます。

改善されたUI

今作の戦闘システムは基本的に過去作と同じですが、UIが変更され遊びやすくなっている点がいくつかありました。

カーソル合わせて一目瞭然

マップ上でユニットにカーソルを合わせたときに表示される情報が変わっています。上図の左側は前作『30』、右側は今作『Y』の画面です。『Y』ではユニット情報や地形情報が画面下側にまとめて表示されるようになりました。またユニットの地形適応といった細かい情報も表示されており、わざわざ能力画面を開かずに確認できるようになっています。

マップを見ながら武器選択

武器選択画面は大きく見た目が変化しています。これまでは画面全体に武器一覧が表示されていたのに対し、今作では画面半分にマップを表示しつつ武器を選択できるようになっています。これにより武器の射程や攻撃が届く敵ユニットを確認しながら武器を選ぶことができます。

命中率と撃破可否を一括表示

攻撃対象を選択する場面において、射程内にいる敵ユニットの上部に命中率と撃破可否が表示されるようになっています。これでいちいち戦闘データ画面を開いて、命中率や撃破可否を確認する必要がなくなります。

予測ダメージの可視化

今作では戦闘データ画面で予測ダメージが表示されるようになりました。この予測ダメージには援護攻撃のダメージは含まれていませんが、撃破可能であること示すSHOOT DOWNの表示は援護攻撃の結果も含んで判定されるので安心です。上の図はアルトロンガンダムの攻撃は3140ダメージなので撃破できないが、援護攻撃で撃破できる状況を示しています。

X:能力、Y:精神

ユニットにカーソルを合わせた状態でXボタンを押すとユニット能力画面を、Yボタンを押すと精神コマンド画面を開くことができます。前作ではX、Yボタンはクイックコマンドボタンとなっており、プレイヤーが自由に役割を設定できましたが今作では固定になっているようです。

まとめ

前作『スパロボ30』から約4年の時を経て待望の新作となる本作。プレイした感想としては、安定したスパロボの面白さを感じることができました。シリーズの骨組みはそのままに、より遊びやすくするために少しずつチューンナップが施されているのも好印象。

特に新システムとしてアシストリンクを追加しつつも、前作にあったEXアクションを無くすことでシステムがスリムアップされているのが良いですね。またUIの改善によりテンポ感も増しており、よりゲーム体験の密度が上がったと感じます。

正統進化した最新作『スパロボY』、これまでのファンはもちろん、新規層も楽しめる作品です。気になっている方は是非体験版をプレイしてみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました