2025年9月18日発売予定の『トワと神樹の祈り子たち』。本作は二人一組のコンビでダンジョンに挑む、少し変わったローグライトアクションです。二人を同時に操作する独特のアクションや、キャラクターの組み合わせによって広がる戦略性が特徴的な本作。体験版をプレイして見えてきたそれらの内容について紹介します。
二人を操作する独特なアクション
「ツルギ」役と「カグラ」役を選ぶ


プレイヤーは祈り子と呼ばれる8人のキャラクターを操作してダンジョンに挑みます。しかしダンジョンに入れるのはツルギ役とカグラ役の2人だけです。ダンジョンに入る前に誰と誰を使用するのかを選ぶ必要があります。全てのキャラクターがツルギにもカグラにもなれるので、その組み合わせは8×7=56通り?
カグラも操作できる

基本的にプレイヤーはツルギを操作して移動や攻撃を行い、サポート的にカグラの法術を使用して戦うスタイルです。カグラは自動的にツルギを追って移動しますが、右スティックを使ってカグラを手動移動させることも可能です。これは操作が煩雑になりますが、うまく活用すればテクニカルな戦い方ができるかもしれません。ツルギの攻撃、回避ボタンがそれぞれRB、LBに割り振られているのは取っつきにくいですが、これは両手の親指でスティックを操作することを想定しているからと思われます。
片方のHPが0になっても大丈夫

ツルギとカグラはそれぞれHPを持っていますが、HPが0になっても倒れません。ツルギかカグラどちらかのHPが残っている限り二人は戦い続けられます。なのでカグラの被弾を避けつつツルギで敵陣に突っ込むような戦い方も可能です。
ツルギの攻撃:本差と脇差


ツルギは本差と脇差の2種類の攻撃(刀)を駆使して戦います。特徴的なのは同じ刀で攻撃を繰り返すうちに耐久力が減少していき、耐久力がゼロになると攻撃力が低下します。したがって適度に本差↔脇差を切り替えて戦うことが重要です。刀の切り替えは居合攻撃を繰り出すことによって行われ、攻撃しながら刀を切り替えることができます。
他のゲームではよく弱攻撃ボタンと強攻撃ボタンがありますが、本作は攻撃ボタンは一つだけで刀を切り替えることで攻撃の特性が変化します。そのため今どちらの刀を装備しているかを常に意識していないといけないので、慣れるまで操作に戸惑うかもしれません。


またツルギはマナをためると強力な必殺攻撃を使うこともできます。ここぞという場面で使っていきましょう。
カグラの攻撃:法術


カグラが使用する法術には攻撃するものや防御するものなど様々な種類が存在します。ただし装備できるのは2つだけなので、ダンジョンに入る前にチョイスしましょう。法術には5つの属性があり、各属性にそれぞれ10種類の法術が存在します。各キャラクターは2つの属性の法術を持っていますので、1人あたり20種類の法術を覚える事ができます。
ランダム要素のあるローグライトダンジョン
一時強化か永続強化か悩む

ダンジョンではエリアにいる敵を倒してどんどん先のエリアへと進んでいきます。エリアの敵を全滅させたとき等に報酬が得られ、報酬には恩寵と鉱貨があります。恩寵はランダムに提示された強化効果から好きなものを選択するのですが、その効果は現在のダンジョン内限定です。鉱貨はその場での能力強化はありませんが、拠点でのキャラクター強化等に利用できます。

エリアクリア後、次のエリアを選択することができます。報酬が表示されているので適切に状況を判断して選びましょう。
お助けスポット


ダンジョン内には戦闘エリアだけでなく、恩寵や鉱貨を購入できる露店や、一時的な能力強化が得られる温泉なども存在します。うまく活用して戦いを乗り切りましょう。

焚き火のエリアではツルギとカグラの会話イベントが発生します。各キャラクターの人となりを垣間見ることができるので、色々な組み合わせでダンジョンに挑みたくなりますね。
ボスを倒してマナを取り戻す

ダンジョンの最後には強力なボスが待ち受けています。ボスを倒すと取り戻したマナをトワに奉納するため神葬(かんはぶる)という儀式を行います。神葬はツルギがカグラを斬ることで達成されるのですが、これにより以降のダンジョンではカグラとなったキャラクターは使えなくなる模様。


拠点で戦いに備える
拠点となるシンジュの里には様々な施設があり、戦いに備えた準備を行うことができます。その中でも本記事では鍛冶屋でできる刀鍛冶と道場でできるキャラクターカスタマイズを紹介します。
こだわりがハンパない刀鍛冶

本作で最もこだわりを感じるのがこの刀鍛冶です。素材を組み合わせて武器を製作するというのは他のゲームでもありますが、本作では更に刀鍛冶の各工程を再現したミニゲームを行います。ミニゲームは主にタイミング良くボタンを押す系のシンプルなものですが、ミニゲームの成績が刀の性能に影響を与えるので油断は禁物です。特に良い素材を使っているときはプレッシャーを感じてしまいそうですね。


出来上がった刀は好きな名前を付けたり鍔や柄などの装飾を変えたりできますので、自分だけのオリジナリティ溢れる一振に仕上げましょう。

キャラクターカスタマイズ

道場では祈り子の能力強化や装備の変更を行います。能力強化は保有スキルポイントを各パラメータに割り振って行います。スキルポイントは消費されるわけではなく、何度でも自由に振り直しが可能です。スキルポイントの最大値はホタル石という鉱貨を消費して増やすことができるのですが、これにより祈り子全員分のスキルポイントが増加します。つまりそれぞれの祈り子を個別に成長させる必要がないという事です。

ツルギの刀の装備では本差および脇差として装備する刀を設定できるのですが、刀自身には本差/脇差の区別はありません。刀の性能と祈り子の攻撃の特性を鑑みて、本差にするのか脇差にするのかを選択しましょう。

カグラの法術装備では法術の設定および習得を行います。最初は各属性について1つしか法術を覚えていませんので、ホタル石を使って新たな法術を習得しましょう。
まとめ
感想
体験版ではほんの一部しか遊べませんでしたが、様々な要素が盛りだくさんで遊び方の幅広さを感じることができました。祈り子の組み合わせや成長、刀鍛冶によって戦略を立てつつも、ダンジョン内で得られる恩寵に応じて臨機応変に変わる戦いが面白いですね。
キャラクターに関してもイベントシーンはフルボイスですし、ダンジョン内でのツルギとカグラの会話イベントも用意されているなど、キャラクター達の魅力を存分に感じられそうです。
しかもこれだけのボリューム感で定価3,960円(税込)というのが驚きです。
こんな人にオススメ
- ランダム要素があるアクションゲームが好き
- コツコツとキャラクターを育成させたり、街を発展させたりするのが好き
- キャラクター達に魅力を感じる
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