ゲーム紹介

【カルドセプト】10年ぶりの新作に備えろ 今から学ぶ基本の「き」

ボードゲームとカードゲームが見事に融合した人気シリーズ『カルドセプト』の新作『カルドセプト ビギンズ』が2026年7月16日に遂に発売となります。『カルドセプト』は完成度の高いゲーム性でコアなファンが多い作品で、かく言う私も新作が出るたびにプレイしている大ファンです。

しかし前作の発売から10年も経っており『カルドセプト』を知らないという方も多いかもしれません。そこで本記事では『カルドセプト』がどんなゲームなのかを初代『カルドセプト』をベースにざっくり紹介しますので、ぜひ本シリーズに興味を持っていただければと思います。

3ポイント解説
  • ダイスでコマを進め、土地を入手して資産を増やすのを競うゲーム
  • 300種類以上のさまざまなカードを駆使した駆け引きがアツい
  • 知識や経験といった実力が問われるが、運が勝敗を左右する適度なゆらぎがある

基本ルール

概要

ダイスを振って進み、マップを周回する

『カルドセプト』の基本的なルールは、ダイスを振ってマップを移動しながら土地を入手したりして資産を増やし、より早く目標の資産額に到達するのを競うというものです。他プレイヤーの領地に止まると通行料を支払わないといけないのですが、クリーチャーを使ったバトルで勝利すると土地を奪うことができるというカードバトルの要素も含んでいます。『カルドセプト』には300種類以上の多種多様なカードが登場し、それらを駆使した戦略性とダイスによるランダム性がバランス良く合わさっているのが魅力です。

ゲームの流れ

それでは具体的なゲームの流れを見ていきましょう。自分のターンが回ってくると、まずダイスを振って移動します(ダイスを振る前にスペルカードという種類のカードは使用することも可能)。止まったマスが空地であれば手札からクリーチャーを召喚して自分の土地にすることが可能です。もちろん不要な土地なら何もしないのも手です。

クリーチャーを召喚して土地をゲット

他のプレイヤーの土地に止まってしまった場合の選択肢は2つあります。1つは大人しく通行料を払うこと、もう1つはバトルを仕掛けることです。バトルに勝利すれば通行料を払わなくて済むうえ土地も奪えて一石二鳥ですが、負けると当然通行料を払わなくてはなりません。

土地を賭けたクリーチャーバトル

マップは周回する構造になっており、1周するごとに周回ボーナスとして魔力が入手できます。ちなみに『カルドセプト』では魔力=お金と考えてください。カードを使用する時には大なり小なり魔力が必要となるので、周回ボーナスは魔力回復に重要です。なお周回ボーナスで得られる魔力だけで目標資産に到達するのは難しいので、やはり土地を入手して資産を増やしていく必要があります。

マップを1周すると魔力がもらえる

このようにして資産を増やしていき、目標額に到達してもまだ油断はできません。目標額に到達したうえで城に到着して初めて勝者となることができるのです。なので他のプレイヤーは城に到着されるまでに死に物狂いで首位プレイヤーの妨害をする必要があります。

目標額に到達して城を目指そう

カードは大きく分けて3種類

『カルドセプト』には多種多様なカードが登場しますが、それらは大きく分けて3種類に分類されます。ここではそれらの種類について簡単に解説していきます。

クリーチャーカード

バトルの主役、クリーチャーカード

クリーチャーカードは土地を占有したり、土地の奪い合いのバトルをしたりするクリーチャーを召喚する時に使用するカードです。クリーチャーには様々なパラメータや特性が設定されていますが、特に重要なのはHP(体力)、ST(攻撃力)、属性です。

『カルドセプト』には火、水、地、風、無の属性があり、クリーチャーはいずれかの属性を持っています。また土地にも属性があり、クリーチャーは同じ属性の土地に配置されるとステータスにボーナスが付くので、なるべく同じ属性の土地に配置するのが望ましいです。この詳細については後述します。

クリーチャーには強いものもいれば弱いものもいるわけですが、強いクリーチャーは使用コストが高かったり、使用するための条件が厳しかったりするので強いクリーチャーばかりでデッキを組んでもバランスが悪くなってしまうので注意が必要です。

アイテムカード

バトルの切り札、アイテムカード

アイテムカードはバトルで使用することができるカードです。STをアップさせる武器や、HPを増やす防具の他にも、相手が使用したアイテムを破壊するといった特殊な物までさまざまな種類があります。

スペルカード

使いどころが肝心、スペルカード

スペルカードは自ターンの始めにダイスを振る前に使用することができるカードです。最も代表的なのがダイスの目を指定された値にするホーリーワードシリーズでしょう。例えばホーリーワード6というカードを自分に使うと自分のダイスの目を6にできるし、敵に使うと敵の次のダイスの目を6にすることができます。

自分が止まりたいマスに止まるために使っても良いですし、敵に自分の領地に止まらせるためにも使えます。ダイスを操作して攻めにも守りにも使える、なんとも本作らしいカードです。

他にもマップ上のクリーチャーを攻撃するスペルや、敵の手札を破壊するスペルなど様々な効果を持ったカードが登場します。

スペルカードでクリーチャーを攻撃することも可能

読み合いがアツいクリーチャーバトル

勝負はたったの1ターン

領地を賭けたクリーチャーバトルの勝敗はたったの1ターンで決まります。侵略側は防衛側を倒すことができれば勝利、防衛側は敵を倒せなくても生き残ることができれば防衛成功となります。

バトルは基本的に侵略側が先行となり攻撃を仕掛けます。STの数値分をそのまま相手のHPから減らすというシンプルなルールです。ただしクリーチャーの特性やアイテムの効果によってダメージが増減したり無効化したりする場合もあるので要注意です。

侵略側の攻撃を受けて防衛側が生存していれば、防衛側が反撃をします。侵略側を倒せなくても防衛成功になりますが、倒すことができれば敵はそのクリーチャーカードを失うことになります。

侵略側は防衛側を倒しきれば勝利
防衛側は生き残れば防衛成功

アイテムの読み合いが勝敗を分ける

バトルでは使用するアイテムの駆け引きが非常に重要です。例えば相手がAというアイテムを使用するなら自分はBを使用しなければならないが、相手がCを使用する場合は自分はDを使用しなければならない、といった複雑な読み合いになる場面もあります。

どのアイテムを使うのかの読み合いがアツい
武器アイテムを使って攻撃力アップ

無視できない地形効果と支援効果

バトルでは地形効果支援効果によってHPとSTにボーナスが付くことがあります。地形効果は防衛側のクリーチャーが土地と同じ属性である場合にHPにボーナスが付く効果です。この効果は土地のレベルごとに+10されるので、土地のレベルが高ければ高いほど得られる効果が大きくなります。土地レベルの上げ方については後述します。例えば下図のハリケーンは元のHP60に地形効果で40追加され総HPはなんと100となり、ちょっとやそっとの攻撃では倒せない状態になっています。

地形効果でHPが40も増加

支援効果はSTにボーナスが付く効果で、バトルが起こった土地の隣に自分の領地があれば得られます。下図のリザードマンは元のSTが30で支援効果で+20され総STが50になっています。敵はアイテムのレザーアーマー(HP+20)を持っていますが、それを使ってもHPは30+20=50なので防衛できません。支援効果があるからこそリザードマンが勝利できるという場面です。

支援効果でSTが20増加

領地コマンドで土地のマネジメント

領地コマンドで土地をマネジメント

クリーチャーを召喚して入手した領地は、入手してそれで終わりという訳ではありません。勝負を有利に進めるためには戦略的にマネジメントすることが重要です。

すでに自分の領地になっているマスを通過したとき領地コマンドを使用することができます。領地コマンドでは、土地レベルアップ、地形変化、クリーチャー移動/交換といったことが可能です。それらの内容について以下で解説いたします。

土地レベルアップは一石二鳥

魔力を払うことで土地をレベルアップすることができます。土地レベルがアップすると、土地の価値および通行料がアップします。また、バトルにおいて地形効果によるHPボーナスもアップするので防衛力も強化され一石二鳥です。ただし高レベルの土地を奪われると一気に形勢逆転される恐れもあるので、高レベルの土地はしっかりと守りたいところ。

魔力を使って土地レベルアップ
土地の価値と通行料がアップ

属性を変える地形変化

マップ上の各土地はなんらかの属性を持っていますが、地形変化をすることで任意の属性に変更することが可能です。配置しているクリーチャーの属性と異なる土地であっても、後から土地の属性を変えることでクリーチャーが地形効果を得られるようにすることができます。ただし地形変化にも魔力が必要なので、その必要性をしっかり吟味する必要があります。

地形変化で任意の属性に変更可能
同じ属性の土地を所有すると連鎖になる

手間を惜しまずクリーチャー移動/交換

すでに配置しているクリーチャーを別のクリーチャーと交換したり、クリーチャーを隣の土地に移動させたりすることができます。クリーチャー交換によって、防衛力を高めるためによりHPが高いクリーチャーと交換したり、土地の属性とマッチしたクリーチャーに交換したりすることが可能です。

なるべく土地とクリーチャーの属性はマッチさせたい

クリーチャーの移動は、欲しい土地の隣にクリーチャーを仮置きしておいて次の周回の時に隣に移動させることで狙った土地をゲットしたり、隣にある敵の領地に侵略を仕掛けたりするときに有効です。仮にクリーチャー移動で侵略を仕掛けて敵を倒せなかったとしても通行料は発生しないので、嫌がらせに使ったりもできます

たった1マスの移動が勝敗を分けることも

カードを集めてデッキを組む

対戦終了時に報酬としてカードを入手できる

カードゲームにおいて戦略のキモとなるのはデッキです。ちなみに『カルドセプト』ではデッキの事をブックと呼びます。カードは対戦を終了したときに報酬として入手できますので、対戦を繰り返すことで様々なカードを入手し、幅広い戦略のブックを構築できるようになっていきます。

ブックを編集して次の戦いに挑もう

まとめ

本記事では『カルドセプト』の基本的なゲームシステムを紹介いたしました。もちろん今回紹介していない事もありますし、シリーズの各タイトルによって追加されているシステムなんかもありますが、大まかなゲームのルールは掴んでいただけたと思います。

『カルドセプト』では多数のカードが登場するため、それらカードの性能を知識として蓄え、戦略を磨くといった経験が必要となります。しかしいきなり難しい事を求められるわけではありません。ストーリーモードで徐々に経験を積み、カードを増やしていくうちに自然と実力が付いていきます。ですので初心者の方も心配せず、ぜひ10年ぶりの新作に興味を持って頂ければと思います。

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