先日、プレイステーションが2028年以降はゲームソフトのディスク版を販売しないことを発表し話題になりました。ゲームソフトのダウンロード購入が当たり前となった昨今ですが、いざディスク版が無くなるかと思うと寂しい感じがします。
また、この件に関連してゲームを所有する権利についても大きな関心が寄せられています。というのも多くのダウンロード版のゲームはプレイするにはライセンス認証が必要であり、万が一プラットフォームがサービス終了した場合、たとえ購入したゲームであっても遊べなくなる可能性があるからです。
これはプレイステーションだけの問題ではなく、XBOXやSwitch、Steam等でも同様です。そんな中SwitchやSwitch 2ではライセンス認証にバーチャルゲームカードという独自の仕組みが導入されています。バーチャルゲームカードが導入されて一年以上が経ち、使い方にも慣れた方も居るかと思いますが、今改めてバーチャルゲームカードの仕様について整理してみたいと思います。
本体内の全ユーザーが遊べる

バーチャルゲームカードとはその名の通り、仮想的なゲームカードを意味しています。従ってバーチャルゲームカードがセットされた本体であれば、物理的なゲームカードが挿さっているのと同じように遊ぶことができます。これにより、ゲームソフトを購入した本人以外のユーザーもその本体でそのゲームを遊ぶことが可能です。
貸し出すことが可能

物理的なゲームカードであれば家族や友人のあいだで貸し借りすることが可能ですが、一般的なダウンロード版ゲームではそれができません。しかしバーチャルゲームカードではファミリーグループのメンバーに限ってですが貸し出すことが可能です。
ただし貸し出しできるのは最大で14日間となっています。もちろん貸し出し中はそのゲームをプレイできませんし、借りたバーチャルゲームカードを又貸しするなんてこともできません。

DLCもバーチャルゲームカード

ゲームの本編だけでなく、各種ダウンロードコンテンツ(DLC)もバーチャルゲームカードとして扱われます。ちなみに「パッケージ版ゲーム+DLC」のパターンと「ダウンロード版ゲーム+DLC」のパターンで、DLCのバーチャルゲームカードの扱いが少し異なります。
「パッケージ版ゲーム+DLC」の場合は、DLCのバーチャルゲームカードが単独で存在しますが、「ダウンロード版ゲーム+DLC」の場合は、それらをまとめて1つのバーチャルゲームカードとして扱われます。
抜き挿しにはインターネット接続が必要

複数台のSwitch/Switch 2を所有している場合、遊ぶ本体を変更する時はバーチャルゲームカードを他方の本体に挿し替える必要があります。ここで注意しないといけないのが、バーチャルゲームカードの抜き挿しには本体がインターネットに接続された状態である必要があるということです。
バーチャルゲームカードの挿し替えは本体同士の通信によって行っているのではありません。イメージとしては、まず片方の本体がバーチャルゲームカードをインターネット上にある棚に返却したあと、もう一方の本体がその棚から取り出すという感じです。
なお、本体がインターネットに接続されていればスリープ状態でも問題ありません。また、バーチャルゲームカードの挿し替えの操作はスマートフォンやパソコンを使ってニンテンドーアカウントのウェブサイトから行うことも可能です。

注意点

Switch 2で有線インターネットをしている場合、スリープ中の発熱対策のために本体設定で「スリープ中の有線インターネット接続の維持」をOFFにしている方も多いと思います。その場合、ドックにセットされている間Switch 2はインターネットに接続されていないので、バーチャルゲームカードを挿し替える際にスリープを解除する必要があります。
Switch 2を常にTVモードで使っている私にとってこれはかなり面倒な仕様です。ファームウェアアップデート等で改善されれば良いのですが。
利用できる本体は2台まで

実はバーチャルゲームカードを利用できる本体は、1アカウントにつき2台までとなっています。これはSwitch、Switch 2の区別無く2台です。Switch、Switch Lite、Switch 2といったように3台所有している方は、いずれかの本体ではバーチャルゲームカードを利用できません。
バーチャルゲームカードを利用する2台の本体は、最初にペアリング登録する必要があります。もし3台以上所有していて、バーチャルゲームカードを利用する本体を変更したい場合は、いずれかの本体のペアリングを解除してから3台目を登録する必要があります。

オンラインライセンスについて

バーチャルゲームカードを利用できるのが2台までなので、3台目以降はオンラインライセンスを利用する必要があります。オンラインライセンスは一般的な認証方法で、ゲームをプレイする際に毎回オンラインでライセンスを認証する方法です。
オンラインライセンスとバーチャルゲームカードの主な違いは以下の通りです。
- 遊ぶときにインターネット接続が必要
- 自分が購入したソフトのみ遊べる
- ファミリーメンバー間でも貸し借りできない
インターネットに接続していないと遊べないのは仕方ないとしても、ソフトを購入したアカウントでしか遊べないというのはバーチャルゲームカードに比べて大きなデメリットですね。

まとめ
バーチャルゲームカードでできることや注意点について紹介いたしました。なかなか独特なライセンス認証方式ですが、これは外出先(オフライン)で使ったり、複数台で共有したり、家族で共有したりという、Switch/Switch 2のあるべき姿を実現するために生まれた方法なのだと思います。
細かい仕様を理解するには少し勉強が必要かもしれませんが、是非マスターして快適なゲームライフを送っていただければと思います。

