ゲーム紹介

【Beast of Reincarnation】パリィを決めて犬に攻撃させるアクションRPG

『Beast of Reincarnation』はポケモンの開発でおなじみのゲームフリークが贈る、新規3Dアクションゲーム。本作はリアルなグラフィックで描かれた荒廃した世界を舞台にシリアスなストーリーが展開するアクションゲームということで、ポケモンとは全く異なる方向性ゆえ、どんなゲームになるのか非常に注目された作品。私も早速プレイし、ストーリークリアまでプレイしましたので、今回は本作がどんなゲームなのか主な特徴を紹介したいと思います。

穢れの脅威に覆われた2000年後の世界

生身の人間はゴーレムより立場が弱い

本作の舞台となるのは今から2000年後の4026年の日本。様々な生物に寄生し腐蝕体へと変貌させる穢れに覆われた世界で人間はほとんど居なくなっています。また、かつての人間が穢れの影響を恐れて機械の体に魂を移植したゴーレムも存在し、ゴーレムが生身の人間を支配するというヒエラルキーが形成されています。

都の王より輪廻の獣討伐の命を受ける

主人公のエマは生まれながらに穢れに侵された穢れ人。穢れを自らの身に封じるという特別な能力を持っており、腐蝕体を倒す役目を与えられています。ある日、エマは都の王の命令により穢れの元凶である輪廻の獣の討伐を命じられます。

こうして輪廻の獣討伐の旅が始まるのですが、道中では強力な腐蝕体ヌシとの戦いや様々な人々との出会いが待っています。そして物語を進めていく中で輪廻の獣や穢れとは一体何なのかや、それぞれの人物の想いや目的が明らかになっていくのです。

戦闘でも頼りになる相棒クゥ

開花技の選択中はスローモーションに

本作の最大の特徴はエマの相棒となってくれるクゥとの共闘です。クゥはただの犬ではなく腐蝕体であり、穢れの能力を使って様々な事ができるうえ、とても賢くて頼れる存在です。

特に注目すべきはクゥの穢れの力を使った強力な技開花技です。戦闘中に特定のボタンを押すと開花技の選択ウィンドウが現れ、使用したい開花技を選択して発動させる形になっています。なお開花技を選択している間はゲームがスローモーションになるため、プレイヤーは使用する開花技を落ち着いて選択することが可能です。

クゥの開花技はどれも強力

開花技以外にもクゥは自律的に行動し、エマをサポートしてくれます。戦闘中にどのような行動をするのかは事前に設定でき、敵を攻撃するのはもちろん、エマを回復したり、バフをかけたり、ワナを仕掛けたりと行動のバリエーションは豊かです。

体勢を崩した敵をクゥが空中に打ち上げ、エマが追撃することも可能で、これがカッコイイんです。

クゥが敵を空中に打ち上げ…
エマが空中で追撃

パリィを決めれば良いことだらけ

敵の攻撃をタイミング良くガードして受け流せ

本作の戦闘システムの軸となるのが、敵の攻撃をタイミング良くガードしたときに発生する受け流し(パリィ)です。エマには共鳴ゲージというゲージがあり、敵の攻撃をガードすると共鳴ゲージが減少し、共鳴ゲージがゼロの状態でガードをすると大きく体勢を崩されてしまいます。なのでガードし続けるという事はできなくなっています。一方、受け流しに成功すると共鳴ゲージが回復します。

共鳴ゲージは攻守で重要な存在

受け流しのメリットは防御面だけではありません。エマは強力なヌシ技を使用することができるのですが、ヌシ技の使用には共鳴ゲージが必要になります。また、共鳴ゲージを使って一定時間エマとクゥ以外をスローモーションにする共鳴加速というものもあり、共鳴ゲージは攻守両面で重要な存在です。

受け流しで敵のダウンゲージが溜められる

また、敵にはHPの他にダウンゲージがあり、ダウンゲージをMaxにするととどめを刺せる状態になったり、大きなダウンを奪うことが可能なのですが、受け流しをすることで敵のダウンゲージを溜めることができるようになっています。

受け流しでFPが溜まる

さらに、受け流しに成功するとクゥの開花技を使用するのに必要なFPが溜まるというメリットもあります。クゥの力を最大限に活用するためにも、しっかりと受け流しを決めたいところです。

受け流しで刀の特殊効果が発動

さらにさらに、エマが装備する刀は特殊効果を持っており、受け流しを決めることで刀の特殊効果が発動するというシステムになっています。特殊効果は刀によって異なり、攻撃力アップや状態異常の付与、体力吸収など様々あり、戦闘を有利にしてくれます。

強力な攻撃は受け流し不可

ちなみに敵が赤く光る強力な攻撃をしてきたときは受け流すのではなく、回避を使った見切りをしなくてはなりません。落ち着いて敵の行動を観察して使い分けていく必要があります。

プレイヤー次第で多様な戦い方が可能

遠距離攻撃で倒すのも手

エマの刀技、クゥの開花技以外にも様々な戦い方が用意されており、プレイヤーは自分自身の戦闘スタイルをとることが可能になっています。

エマは刀以外にも弓矢などの遠距離攻撃も使用できるので、敵に気づかれずに遠くから攻撃することも可能。特に敵が複数体存在する時は、接敵する前に遠距離攻撃で頭数を減らしておくと良いかもしれません。

背後から近づいて暗殺
頭上から落下して暗殺

また、敵に気づかれずに接近することで暗殺することができ、決まれば一撃で倒すことができます。敵の背後から近づくのはもちろん、頭上から飛び降りて暗殺するなんてことも可能です。

敵の弱点を突いて効果的にダメージを与えよう

また、本作には属性や状態異常といった概念があります。火に弱い敵に火属性の攻撃をして大ダメージを与えたり、炎上状態にして持続ダメージを与えたりできます。こういった属性を意識することで、刀で攻撃するよりも効果的にダメージを与える事ができる場面も。

広大なフィールドを穢れの力で自由に移動

本作はオープンワールドではなく、章ごとに区域と呼ばれるフィールドを進んでいくセミオープンワールドのような方式になっています。ゲーム自体はストーリーに沿って一本道に進んでいくのですが、フィールドは広く作られていて探索のし甲斐があります。クリアした区域に戻って探索することもでき、まっすぐ進めていると取り逃していたアイテムなんかも結構あります

エマは持ち前の穢れの能力を使って、この広大かつ立体的なフィールドを自由自在に駆け回ることができます。ジャンプボタンを長押しすることで足元に植物のツタを伸ばして自身を持ち上げることで、簡単に高い所に移動することが可能です。また、エマの穢れ髪は自由自在に伸ばすことができ、グラップリングの要領で遠くの地点に大ジャンプをしたり、足場を作ってその上を移動したりすることができます。これらの能力を活用することで、広大なフィールドを快適に移動することが可能になっています。

盛りだくさんのカスタマイズ要素

本作には様々なカスタマイズ要素が盛り込まれており、エマ、クゥの戦闘スタイルを幅広く設定することが可能です。設定できる項目が非常に多岐にわたるので、その内容はプレイヤーによって千差万別でしょう。

スキルツリー

まず、エマ、クゥはそれぞれスキルツリーを持っており、稼いだスキルポイントを消費してスキルツリー上のスキルを習得していきます。本作のスキルツリーはまさしくツリー(木)の形をしており、枝葉の部分と根の部分の2つに大きく分かれています。

枝葉の部分は、エマはヌシ技の強化、クゥは開花技の強化で構成されています。一方、根の部分はそれ以外の様々な項目が用意されており、新たなアクションが可能になったり、パッシブ効果が得られるようなものなどがあります。根の部分は3つのルートに分かれていて、根元にあるメインスキルのレベルを上げることで、より深い階層のスキルをアンロックできるようになっています。ところで、根(root)とルート(route)はシャレになっているのでしょうか?

エマのカスタマイズ
エマの装備画面
刀は改造で強化できる

スキルの習得以外にもエマは装備品をカスタマイズすることができます。上で少し述べましたがゲームを進めると様々な特殊効果を持った刀を入手することができ、それらを状況に合わせて使い分けることが重要です。なお刀は琥珀(お金)を使って強化することができるので、序盤に入手した刀を終盤まで使い続けることも可能です。

防具には霊秘石のスロットがある
様々な効果を持った霊秘石が存在

またエマは防具も装備することが可能で、防具の選択は防御力だけでなく霊秘石のスロット数も重要な要素となっています。霊秘石とは様々な好影響な効果を持った石のことで、防具に設けられているスロットの数だけセットすることができます。

クゥのカスタマイズ
クゥの装備画面
チャームにも様々な効果がある

クゥの装備品はチャームのみとなっていますが、チャームも能力値アップ以外にも様々な効果を持ったものが存在するので、戦闘スタイルに応じて使い分けると良いでしょう。

開花技、技特性の設定
自律行動時のアクションの設定

クゥが戦闘中に使用する開花技は事前にセットしておく必要があります。最大で6つまでセットすることができるので、数が少ない序盤は全ての技を使用できますが、終盤になってくると取捨選択が必要になってきます。

また、各開花技にはスキルツリーで習得する技特性をセットすることができ、開花技発動時に追加効果が得られるようになっています。技特性にはエマの体力を回復したり、刀の特殊効果を発動させたりと便利なものが様々ありますが、技特性をセットすると開花技の消費FPが増えてしまうデメリットもあるので、あえて技特性をセットしないのも手です

開花技使用時以外はクゥは自律的に戦ってくれるのですが、戦闘時にどんな行動をするのかも事前に設定することが可能になっています。回復でサポートして欲しいのか、積極的に攻撃して欲しいのか、攻撃するにしてもどの属性で攻めるのかなど、選択肢はたくさんあります。

まとめ

本作のアクションは敵の攻撃を受け流す(パリィ)ことが前提となったシステムではありますが、成功の判定は結構甘めなので、アクションが苦手な方でもとっつき安い方だと思いました。とは言いつつも私も序盤はザコ敵にさえ倒される事が何度もあり、簡単すぎるということは決して無い難易度です。

また世界観がとても魅力的で輪廻の獣や穢れの謎について知るために、どんどんストーリーを進めたくなってしまいます。ストーリーをメインに楽しみたいというユーザーにとっても、アクションが難しすぎないというのは良い点かと思いました。

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