令和のいま、ファミコンの新作RPGが開発されているのをご存知でしょうか?その名も『レディストーカー2D』。『レディストーカー』はスーパーファミコンで発売されたアクションRPGで、その続編がファミコン用ソフトとして登場します。『レディストーカー2D』は2026年10月13日よりクラウドファンディングにて支援者の募集が開始され、開始からわずか4時間で目標金額に達成しました。
そんな『レディストーカー2D』のことが気になるけど、前作の『レディストーカー』がどんなゲームか知らないという方もいらっしゃるかと思います。そこで今回はスーパーファミコンで発売された『レディストーカー』のゲーム内容について紹介したいと思います。
謎多き島をじゃじゃ馬娘が大冒険

本作の主人公であるレディは大金持ちの家のお嬢様でありながら、とんでもないじゃじゃ馬娘。そんな彼女を見かねた父親は、彼女を庭のはなれにある屋敷に閉じ込め、二人の付き人をつけました。しかしそれでも諦めずに脱走を試みるレディと、それを阻止する付き人達の戦いが日々繰り返されていました。


ある日、教育係の付き人ヨシオの薦めで手にした本『謎のデスランド島の伝説』の内容に興味を持ち、デスランド島へ行くことを決意するレディ。彼女は何とか付き人たちの制止を振り切り、デスランド島へと旅立つことになります。(付き人のヨシオ、コックスの二人もレディを追って来て、後々仲間になります)

物語の舞台となるデスランド島にはかつてキングバロンという魔物が住んでおり、彼が遺した遺産や財宝を求めて多くの人々が島を訪れました。しかし命を落とすものが絶えなかったことからデスランドと呼ばれるようになりました。今では観光地となっており多くの観光客や、伝説を聞いてやってくる賞金稼ぎや学者で賑わっているのですが…。
クオータービューのアクションRPG

本作はクオータービュー視点のアクションRPGとなっており、常に斜め上からの見下ろし視点でゲームは進行します。ゲームはダンジョンや町のほか、町と町をつなぐ街道といったマップで構成されています。基本的にそれらが一本道でつながっており、町A→街道→町B→ダンジョン→町Cという風にゲームが進んでいきます。そのためRPGでよくあるフィールド画面のようなものはありません。

ダンジョンや街道では敵モンスターと遭遇します。戦闘はランダムエンカウント方式になっており、ダンジョン等を歩いていると突然モンスターが現れ、戦闘モードに入ります。敵に出遭うとエンカウントの演出が入り、BGMも変わって戦闘の雰囲気を盛り上げてくれます。戦闘が終了すると一般的なRPGと同様に経験値やお金が得られ、経験値が貯まればレベルアップもします。

町には、武器屋、防具屋、道具屋、宿屋といったおなじみのお店があり、戦いに備えて装備を整えたり回復することができます。もちろんデータのセーブ行える教会もあります。

本作をプレイする上で最初の壁となるのがキャラクター操作の慣れです。コントローラーの十字キーを使ってキャラクターを操作するのですが、コントローラーの「上」を押してもキャラクターは真上には進みません。コントローラーの「上」を押したときは画面の左上方向に、コントローラーの「右」を押したときは画面の右上方向に進むといった具合に、コントローラーの入力方向とキャラクターの移動方向の関係性が直感的に認識しづらいのです。まぁ大体1~2時間ほどプレイすると慣れてくると思いますので、それまでの辛抱です。
戦闘はアクション苦手でも大丈夫

戦闘ではプレイヤーはレディを操作してアクションバトルを楽しむことができます。しかしアクションRPGというものの、本作のアクション性はそこまで高くはありません。昨今のゲームのように縦横無尽に動き回ったり、敵の攻撃をタイミング良くパリィするようなものもありませんのでアクションが苦手な人でも安心です。
派手さはありませんが、一方で戦闘中に何が起こっているかが把握しやすいのは良い点です。敵の攻撃を上手くかわしたり、上手く隙をついて攻撃できたときは地味に嬉しいです。


レディの攻撃手段は基本的に近接攻撃です。攻撃に使用するボタンはAボタンのみと至ってシンプルですが、普通に押して出る通常攻撃のほか、長押しでパワーを溜めて出せる必殺技を使用することが可能です。通常攻撃はすぐに出せるので使い勝手は良いですが、隙あらばパワーを溜めて必殺技を活用するのも重要です。
なお付き人の二人は自動で行動するようになっており、ヨシオは攻撃魔法、コックスは回復・補助魔法を得意としています。彼らを直接操作することはできませんが、めいれいで大まかな行動方針を指示したり、ウィンドウを開いて魔法を直接選択して使用することが可能です。
バラエティ豊かな仕掛け満載のダンジョン

本作に登場するダンジョンにはバラエティ豊かな仕掛けが盛りだくさんです。オブジェクトを使って足場を作ったり、スイッチを作動させるといったシンプルなものから、トラップを回避するような少しアクション性が求められるようなものまで様々。どのダンジョンも個性溢れる造りになっており、プレイヤーを楽しませようという作り手の想いが伝わって来るようです。

ボス戦においても単なるバトルではなく、場面に応じた仕掛けや環境を使った戦い方なんかがあって驚きと意外性でプレイヤーを楽しませてくれます。

新作『レディストーカー2D』がファミコンで登場
『レディストーカー2D』のクラウドファンディングプロジェクトは2026年10月13日から11月9日まで開催中です(リンク)。こちらは前作のようなアクションRPGではなく、コマンドバトルのRPGになっている模様。そして最大の特徴はカートリッジにLEDが内蔵されており、ゲームに連動して光るという独特の機能が搭載されていることです。これまた意外な方法でプレイヤーを楽しませてくれそうな仕掛けですね。
クラウドファンディングのリワードの種類は下表の通りです。特にコンプリートセットはここでしか手に入らないデバッグ版のカートリッジが含まれており、熱心なファンにとって見逃せないアイテムになっています。またゲーム内にサポーターとして名前を表示してもらうことも可能なので、記念として本プロジェクトを支援してみるのも良いのではないでしょうか。
| 内容 | スタンダード | デラックス | コンプリート |
|---|---|---|---|
| 金額 | ¥15,400 | ¥26,400 | ¥38,500 |
| ゲームカートリッジ(通常版) | ✔ | ✔ | ✔ |
| ゲームカートリッジ(デバッグ版) | ✔ | ||
| 玉木美孝イラストブック | ✔ | ✔ | |
| SFC版『レディストーカー』 サウンドトラックCD | ✔ | ✔ | |
| データ&攻略ブック | ✔ | ✔ | |
| ゲーム内にサポーターとして名前表示 | +\5,000 | ✔ | ✔ |
| テストプレイヤー | +\165,000 | ||
まとめ
スーパーファミコンで発売された『レディストーカー』は、今見ると地味に感じるかもしれませんが、驚きや意外性が詰まった楽しい作品でした。スーパーファミコンというハードの制約上、できることは限られていたと思いますが、様々な仕掛けが次々に登場しプレイヤーを飽きさせない工夫が光ります。アクション性はそれほど高くないですし、レベルを上げてキャラクターを強化できるのでアクションが苦手な人でも楽しめます。ボリュームも比較的コンパクトなので、未プレイの方は『レディストーカー2D』の前にプレイしてみては如何でしょうか。

