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【魔法騎士レイアース】ただのキャラゲーじゃない セガサターンの良質アクションRPG

2026年10月より『魔法騎士レイアース』のリメイクアニメが放送開始となります。往年の人気作だけあって昔ながらのファンも、ご新規さんも楽しみにしている人は多いのではないでしょうか。そんな『魔法騎士レイアース』はゲームにもなっており、ゲームボーイ、スーパーファミコン、セガサターンで製作されました。特にセガサターンのソフトは緻密な2Dグラフィックやキャラクターボイス、アニメーションムービーを駆使しており、アニメの雰囲気を楽しむのにピッタリの作品です。リメイクアニメの放送を記念して、本記事ではセガサターン版『魔法騎士レイアース』の内容についてご紹介します。

当時の画と声を堪能

旧作アニメのキャスト

リメイク版アニメでは現代のアニメーション技術を駆使して新たに生まれ変わった作品になっていますが、往年のファンの中には昔の画風や声優でなくなったことを少し残念に思っている方もいると思います。1995年に発売された本作は当然、当時のアニメをベースに作られているので、懐かしい当時の画や声を堪能することができます。

本作ではストーリーの主要な会話パートはボイス付きになっていますし、所々にアニメーションムービーも挿入され物語を盛り上げてくれます。またゲーム起動時には『ゆずれない願い』のオープニングムービーが流れるので、気分は一層高まります。

「ゆずれない願い」は外せない

ストーリーは原作アニメとちょっと違う

ゲームオリジナルのシナリオを楽しめる

ストーリーは原作アニメの第一部をベースに作られていますが、ゲームオリジナルのキャラクターやイベントが追加されていたり、ゲーム用に再解釈されたストーリーが展開します。実は私は原作アニメを視聴していないので、原作のストーリーについてはほとんど知りません。スパロボで登場したので登場人物ぐらいは知っているという程度です。そんな私でも本作のストーリーを純粋に楽しめましたし、原作を知っている人は「へぇ、こうなるんだ」と別の展開を楽しむこともできると思います。

ゲームオリジナルのアニメーションも

キャラの切り替えが重要なアクション

状況に応じてキャラクターを切り替えて戦おう

本作のゲームシステムは見下ろし型のアクションRPGとなっています。マジックナイトの光、海、風の三人を操って敵を倒していくのですが、実際に操作するのは誰か1人だけです。残りの2人は後をついてくるだけで、援護をしてくれることもなければダメージを受ける事もありません。

彼女たちはそれぞれ異なる武器や魔法を使って戦うので、状況に応じて使用するキャラクターを切り替えながら進めるのが重要になってきます。光は剣での薙ぎ払い攻撃をします。リーチは短いものの、広範囲を攻撃できるので比較的扱いやすいキャラクターです。海はレイピアでの突き攻撃です。リーチの長い強力な攻撃が可能ですが、攻撃範囲が直線的なのでよく狙って攻撃する必要があります。風は弓矢を使った遠距離攻撃が可能です。威力は低いですが離れた位置から安全に攻撃することが可能です。

魔法は仕掛けを解くときにも利用する

もちろん彼女たちの強力な魔法を使用することも可能です。魔法を使用するにはMPを消費しますが、敵を倒したときにMP回復アイテムを入手できることが多いので、あまり遠慮せずに使用することができます。また魔法は戦闘に使用するだけでなく、ダンジョンの仕掛けを解くときに使うこともあります。行き詰ったなと思ったら魔法で何かできないかを考えてみると良いでしょう。

レベル上げ不要のサクサク進行

最初はリーチが短くても…
成長するとリーチが伸びて強力に

本作にはキャラクターのレベルアップという概念は無く、彼女らはストーリーの進展にともなって自動的に成長していきます。そして彼女らの成長にともなって武器自身が成長するので、自動的に攻撃性能が上がっていきます。ですのでレベル上げをしたり、新たな装備品を買うためにお金稼ぎをしたりする必要がないので、サクサクとゲームを進める事が可能です。

光は「赤い稲妻」を覚えた

また新たな魔法もストーリーの進展とともに習得していきます。基本的にダンジョンの仕掛けを解くために新たな魔法が必要になって、そのタイミングで習得していく感じです。

宝玉を探してキャラクターを強化

唯一プレイヤーがキャラクター成長に関与するといえば、最大HP、最大MPを増やす部分です。本作ではフィールド上に落ちているハートの宝玉やまほうの宝玉を入手することで最大HPや最大MPを増やす仕組みになっています。これらの宝玉は隠された場所にあったりするので、宝探し感覚で楽しむことが可能です。

きめ細かなキャラクター描写

3人の個性が垣間見える絵日記

ゲームをプレイしていて感心したのはキャラクター描写に関する作り込みです。例えば本作には、これまでのストーリーを確認するための絵日記があるのですが、これが非常に丁寧に作られています。絵日記は単なるあらすじ確認としての機能だけでなく、その時のキャラクターの心情などが可愛いイラスト付きで楽しむことが可能です。しかも光、海、風それぞれの絵日記が別々に用意されており、彼女ら個々人の想いはもちろん、文章やイラストのテイストが全く異なった絵日記が楽しめます。

また操作キャラクターを変えて物を調べたとき、キャラクターによってリアクションが違うのも芸が細かい。「他人の家のタンスを勝手にあけちゃいけない」だなんて、光の言葉をどこぞの勇者に聞かせてみたいものです。

プレイ動画

まとめ

本作は30年以上前の作品だけあって、現在の技術レベルと比べるとどうしても劣ってしまう部分はあります。しかし緻密に描かれた2Dグラフィックスは十分に美しく感じますし、アニメーションやボイスを活用したストーリー展開は満足度が高いものになっています。

ゲームの難易度は比較的やさしめではありますが、キャラクターを切り替えて戦う工夫や、ダンジョンの謎解きが楽しく、良質なアクションRPGに仕上がっています。ですので『レイアース』ファンはもちろん、それ以外のゲームファンにもオススメできる一本です。

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